JR東日本への転職|平均年収819万円・勤続17.1年の実態と経験者採用で募集している職種

この記事の要点
- 有価証券報告書ベースで平均年間給与は約819万円、平均勤続年数17.1年、平均年齢39.8歳(2026年3月期・単体従業員39,598人)
- 平均年齢から勤続年数を引くと約22.7歳。新卒で入って辞めない会社であることが数字で分かる
- 経験者採用は継続的に行われ、鉄道の現業だけでなく、IT・不動産・まちづくり・経理・企画などの募集がある
- 「鉄道は現業だけ」「新卒しか採らない」という思い込みで、候補から外す人が多い
目次
JR東日本(東日本旅客鉄道)は、平均勤続年数17.1年、平均年間給与約819万円。日本の上場企業の中でも「辞めない会社」の代表格です。一方で、転職の候補に入れる人は多くありません。「駅員や運転士の会社」というイメージが強く、経験者採用でIT・不動産・企画などの募集が出ていることを知らない人が大半だからです。この記事では、有価証券報告書と公式採用ページの範囲で実態を整理します。
JR東日本の基本データ(有価証券報告書ベース)
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 平均年間給与 | 8,191,696円 |
| 平均勤続年数 | 17.1年 |
| 平均年齢 | 39.8歳 |
| 従業員数(単体) | 39,598人 |
| 本社 | 東京都渋谷区 |
給与の実態:平均819万円は前期から大きく上昇
平均年間給与約819万円は、鉄道業界では最高水準です。前期(2025年3月期)から50万円以上増えており、賃上げが進んでいることが数字に出ています。平均年齢39.8歳での数字なので、30代前半では600万円前後、30代後半で700万円台が目安と考えるのが妥当です(年齢別の額は口コミベースの推定。実額は面接で確認してください)。
総合職(ポテンシャル採用・経験者採用のいずれも)と、駅・乗務・保守などの現業職では給与カーブが異なります。求人票の職種区分と、その職種のモデル年収を必ず確認してください。
働き方:勤続17.1年は日本の大企業でも上位
平均勤続年数17.1年は、製造業大手やインフラ企業の中でも長い部類です。鉄道という公共性の高い事業で、景気の影響を受けにくく、雇用が安定していることが大きな理由です。転勤(首都圏を中心とした東日本エリア内)はありますが、辞める人が少ないことは数字が示しています。
- 社員は自社路線の乗車に関する優待制度があるという口コミが多い(家族向けの割引についても口コミがある)
- 社宅・独身寮や住宅補助に関する口コミが複数ある
- 有給休暇の取得率が高いという口コミがある。現業職はシフト勤務のため、取得のしやすさは部署による
経験者採用で募集している職種
JR東日本は「経験者採用」として中途採用を継続的に行っています。鉄道の運行や保守だけでなく、駅を中心とした不動産・まちづくり、IT・デジタル、経理・財務、企画など、鉄道以外の事業領域での募集が目立ちます。過去に正社員として在籍し自己都合で退職した人を対象にした再入社(ウェルカムバック)の枠もあります。
| 職種の系統 | 他業界からの転職しやすさ | 備考 |
|---|---|---|
| IT・デジタル | 他業界経験が活きる | システム開発・データ活用・セキュリティなど。IT企業からの転職者が入っている |
| 不動産・まちづくり | 他業界経験が活きる | 駅ビル・駅周辺開発。デベロッパーや建設業界の経験が評価されやすい |
| 経理・財務・法務・人事 | 他業界経験が活きる | 上場企業での実務経験が評価されやすい |
| 鉄道技術(車両・電気・土木) | 専門経験が必要 | メーカーや建設業界の技術者が対象 |
| 駅・乗務などの現業 | 未経験可の募集もある | ポテンシャル採用に近い。年齢や勤務形態の条件を確認 |
転職先として見ている人が少ない理由
- 「鉄道は駅員・運転士の会社」という思い込み。実際は不動産・IT・流通など鉄道以外の事業が大きく、経験者採用の多くがそちら
- 「新卒しか採らない」という思い込み。経験者採用は毎年継続しており、再入社の枠まである
- 「安定しているが給与は低い」という思い込み。平均819万円は上場企業全体でも上位
応募していない人は当然受かりません。募集要項の必須経験を満たしているなら、候補から外す理由はありません。
応募前に確認すべき注意点
- 職種区分(総合職か現業職か)と、その区分のモデル年収を確認する。平均819万円は全体平均であり、区分によって差がある
- 転勤の範囲(東日本エリア内)を許容できるか決めておく
- 現業職はシフト勤務・夜勤がある。募集要項の勤務形態を確認する
- 乗車優待や住宅制度の条件は職種・勤務地で異なる。内定後の条件提示で確認する
- 選考は複数回の面接に加えて適性検査があることが多い。準備期間を見込む
向いている人・向いていない人
| 向いている人 | 向いていない人 |
|---|---|
| 1社で長く働き、安定と年収を両方取りたい人 | 2〜3年で転職を繰り返して年収を上げたい人 |
| IT・不動産・経理などの実務経験を他業界で積んだ人 | 経験が浅く、募集要項の必須経験を満たしていない人 |
| 東日本エリア内の転勤を許容できる人 | 勤務地を1か所に固定したい人 |
よくある質問
JR東日本は中途採用をしていますか?
JR東日本の平均年収819万円は誰でももらえますか?
鉄道の知識や経験がなくても転職できますか?
社員は電車に無料で乗れますか?
この記事を書いた人
リードキャリア キャリアアドバイザー
人材紹介の現場で求職者と企業の双方に向き合い、ホワイト企業に絞った転職支援を行う。SNSでは採用の裏側や企業選びの考え方を発信し、複数アカウントで累計数万人に届ける。


