逆質問で落ちる人・受かる人|面接官が「この人は落とそう」と決める7つの質問と、合格が固まる質問の作り方

この記事の要点
- 30分ほぼ合格だった候補者が、最後の逆質問1つで落ちることがある
- 落ちる質問は「調べれば分かること」「条件だけを聞くこと」「面接官が答えられないこと」の3種類
- 「特にありません」は論外と言われるが、実は上の3種類より減点は小さい
- 受かる逆質問は、質問の形で「企業理解の深さ」と「入社後の視点」を見せるもの。3つ用意する
目次
面接の最後の「何か質問はありますか」は、消化試合ではありません。採用側は、この1分で候補者の企業理解の深さと、入社後の視点があるかを見ています。それまでの30分がほぼ合格でも、逆質問で「あ、この人は落とそう」と決まることがあります。この記事では、落ちる逆質問を7つ挙げ、なぜ落ちるのかを採用側の視点で説明したうえで、合格が固まる逆質問の作り方を解説します。
逆質問で面接官が見ていること
- 企業研究をしてきたか(調べれば分かることを聞いていないか)
- 入社後のことを考えているか(条件だけでなく、仕事の中身に関心があるか)
- 面接中の話を聞いていたか(面接官が話した内容を拾えるか)
- 会話を構造で捉えられるか(質問の意図が明確か)
つまり逆質問は「質問をする時間」ではなく「質問の形をした最後の自己PRの時間」です。この認識があるかどうかで、質問の質がまったく変わります。
落ちる逆質問7つ
1. 「御社の強みは何ですか」
会社のホームページと採用ページに書いてあります。これを聞いた瞬間、企業研究をしていないことが確定します。7つの中で最も減点が大きい質問です。
2. 逆質問の1問目で「残業はどのくらいですか」
残業を聞くこと自体は問題ありません。長く働きたいなら当然の確認です。問題は「1問目」で聞くことです。仕事の中身より先に条件を聞くと、「条件しか見ていない人」と映ります。聞くなら2問目以降、仕事の質問の後に、入社意欲とセットで聞いてください。
3. 「有給は取りやすいですか」
2と同じ理由です。加えて、面接官の立場では「取りやすいです」としか答えようがない質問なので、情報としても意味がありません。
4. 「私は受かりそうですか」
面接官は答えられません。答えられない質問をする人は、相手の立場を考えていない人と判断されます。この質問で評価が下がった候補者を何人も見ました。
5. 「特にありません」
論外と言われる答えですが、実は1〜4より減点は小さいです。関心が薄いと見られて減点はされますが、企業研究不足や条件志向が「確定」するわけではないからです。ただし、面接の前半で好印象だった場合、この一言で「本気ではないのか」と印象が反転することがあります。
6. 「〇〇さんはなぜこの会社に入ったのですか」
悪くない質問に聞こえますが、答えを聞く姿勢が伴わないと「時間稼ぎ」に見えます。聞くなら、答えを受けて「そのお話を伺って、自分も〇〇の点で共感しました」と一言返せる準備をしてください。返せないなら聞かないほうが安全です。
7. 「入社までに勉強しておくことはありますか」
最も多い逆質問です。悪くはありませんが、多すぎて印象に残りません。これで合格が固まることもありません。使うなら最後の3問目に回し、1問目・2問目で企業理解を見せてください。
合格が固まる逆質問の3つの型
型1:面接中に出た話を拾う
「先ほど〇〇さんがおっしゃった、来期の新規事業の件ですが、立ち上げ時に中途入社者に期待される役割はどのあたりでしょうか」。面接官が話した内容を引用すると、「この人は話を聞いている」と判断されます。準備できない質問だからこそ、その場で作れる人は評価されます。
型2:調べた事実を前提にして、その先を聞く
「御社の直近の決算資料で〇〇事業の売上構成比が上がっていましたが、今回の募集はその拡大に伴う増員という理解で合っていますか」。調べた事実を前提に置くと、企業研究の深さが質問の中に自然に入ります。「強みは何ですか」と真逆の質問です。
型3:入社後の視点で聞く
「入社後、最初の3か月で期待される成果はどのようなものでしょうか」。入社している前提で聞くと、面接官もその前提で答えます。会話が「採用するかどうか」から「入社後どう活躍するか」に移ります。この型は最後の質問に置くと、面接全体の締めくくりとして効きます。
応募企業ごとの準備手順
- 採用ページ・求人票を読み、書いてあることをリスト化するここに書いてあることは絶対に聞かない。
- 決算資料・ニュース・社長インタビューから「事実」を1つ拾う型2の材料になる。上場企業なら有価証券報告書や決算説明資料が最も確実。
- 型2と型3で1つずつ作り、面接中に型1を1つ作る合計3つ。型1はその場で作るので、面接中はメモを取りながら聞く。
- 条件に関する質問は、仕事の質問の後に入社意欲とセットで「長く働きたいので、チームの平均的な残業時間を教えていただけますか」。
よくある質問
逆質問はいくつ聞くのが適切ですか?
残業や休日の質問は絶対にしてはいけませんか?
面接官が人事ではなく現場の管理職の場合、質問は変えるべきですか?
最終面接で役員に逆質問するときの注意点は?
この記事を書いた人
リードキャリア キャリアアドバイザー
人材紹介の現場で求職者と企業の双方に向き合い、ホワイト企業に絞った転職支援を行う。SNSでは採用の裏側や企業選びの考え方を発信し、複数アカウントで累計数万人に届ける。


